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謹賀新年🎍

2023.01.07

正月ネタを引っ張っていますが,新年の神棚を飾った「謹賀新年」の文字.

実はlifeで訪問させていただいているAさんの手書きなんです❗️

今日はそのエピソードを共有します🍀長くなりますがお付き合い下さい🤗

Aさんは子育てがひと段落した頃に趣味として習字を習い始め,どっぷりハマってしまったそうです😳

毎年コンクールに出展し,入賞を8年連続で続けるほどの腕前にまで上達していました✨『10年連続受賞するぞー』と頑張っていた頃に発病…その後できなくなっていました😞

習字のお話をしても「あまり書きたくない.前のようには書けないから。。。」と…「あまり熱心にやりすぎたから病気になったのかも…」とまで…好きな習字自体を敢えて嫌いになろうとしているような気がしました🌀

でも,その気持ちも分かるような気がしたのです.

Aさんにとって習字は人生において大事にしてきたものです.だからこそ,失ってしまったものに目が向きます.習字に取り組むということは,失くしてしまったものを確認する時間にすらなってしまうのです.それ自体が悲しい経験になってしまうと思うと怖かった…いっそのこと嫌いになってしまった方がいいのではないか…と思おうとしたのかもしれません😢

その一方で,家の中には作品や賞状がたくさん飾られていました.過去に書いた見事な掛け軸を広げて見せてくれるAさんでもありました.そんな時のAさんはいつも口角が上がって素敵な笑顔を見せてくれました😊Aさんは習字が大好きなんだなぁってすぐに分かりました♡

lifeの作業療法士・三浦は習字に取り組むことをすすめるべきか悩んでいました😖悲しい経験にはしたくなかったのです💦 色々と考えた末に、、、

「僕の事務所の新年飾りに協力して下さい🙇」とお願いしてみることにしました.

Aさんの力を私たちに少し貸してほしいとお願いしたのです.作品としてストイックに出来栄えに向き合うのではなく,僕の事業所に飾り正月を彩るためにAさんの力が借りたいと伝えました.習字を自身の作品作りから,人助けに少しだけ意味を変えたのです🌱

すると・・・戸惑いながらですがOKをいただき,年末に書き上げて頂きましたー🎍

Aさんからは4枚の書をいただきました.「私はこれがいいと思うの!これはここが気に入らない!これも悪くないんだけと・・・」話が尽きませんでした.説明をされているAさんの口角はずっと上がっていました😁

【病気や障害はがあるということは不便ではあっても不幸ではない】

似たような言葉を聞いたことがあるかもしれません.でも,なかなか現実には難しいところもあるかなぁなんて思ってみたりします🙄

Aさんは身体の不便を持っています.そのことで不幸と感じていたかは分かりませんが,大好きなことを諦めること、まして嫌になっては欲しくなかったのです.事実として,Aさんによって私たちのお正月が彩られ,習字をしたAさんの口角は上がっていたのです😁

Aさんに私たちにできる最大級の感謝をお伝えして新年のご挨拶をさせて頂きました🎁

最幸の新年を迎え、いい1年になる気がしますー👍👍👍

最後まで読んでいただきありがとうございましたー🌟